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COLUMN
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お洗濯の仕方
タオルはなぜ臭うの?その原因は?
2021.08.20
こんにちは!本社営業の田村です。皆様は、日頃タオルを使っていて臭いに悩まされることはありませんか?私も経験があります…。朝気持ちよく目覚めても、洗顔した後に顔を覆ったタオルから嫌な臭いがするとテンションも下がりますよね。今回はそんなタオルの嫌な臭いを防ぐ方法について、お話したいと思います。
臭いの原因は?
まずなぜ臭いが出てしまうのでしょうか。買ったばかりの時には臭っていなくても使い続けていると臭いが出てくることがあります。この臭いの原因は、タオルに付いた皮脂やたんぱく質などの汚れと、それらを養分に増殖する細菌です。具体的には、細菌が汚れを分解するときに臭いを発生させると言われています。洗濯しても、タオルに付いた皮脂やたんぱく質などの汚れが落としきれていないことがあると、これらが徐々に蓄積され、その汚れを養分として細菌が増殖することによって臭いが発生しているというわけです。
臭いを取り除くには?
嫌な臭いの原因が細菌だということは…、つまりこの細菌をやっつけることができれば臭いを取り除くことができます。ここでは、ご家庭でも簡単にできるタオルの殺菌方法をいくつかご紹介します!
タオルを煮洗いする
多くの細菌は高温に弱く、熱を加えることによって殺菌することができるので、次の手順でタオルを煮洗いすることをおすすめします。
・鍋に水を入れ軽く沸騰させる。(細菌は60度以上であれば死滅します。)
・タオルを鍋に入れ、沸騰させ過ぎない程度で10分程弱火にかける。
・鍋から取り出し、洗濯する。
高温になり過ぎると、タオルの生地を傷める原因にもなるためご注意ください。
漂白剤や重曹を使用する
漂白剤を使用してつけ置き洗いする方法もおすすめです。中でも、酸素系漂白剤は皮脂の汚れや細菌を分解するのに効果的です。洗面器などに水を溜め、タオルを指定通りの時間漂白剤につけた後、普通に洗濯をしてください。塩素系漂白剤は強力ですが、色落ちの心配があります。カラータオルや柄物のタオルへの使用は避け、他の物と一緒に洗濯しないよう注意してください。
漂白剤には劣りますが、重曹も消臭効果を持っているのでおすすめです。重曹の場合は、40度~60度のお湯に大さじ2杯ほどの重曹を溶かし、1時間ほどつけ置きしてから洗濯してください。漂白剤に比べると生地を傷めにくいのが良いところですね。
コインランドリーの乾燥機を利用する
コインランドリーの乾燥機は、ご家庭の乾燥機よりも高温で乾燥させるため、より確実に細菌を取り除くことができます。臭いが気になってきたらまとめてコインランドリーの乾燥機を利用するのも良いと思います。
臭いを防止するには?
臭いを取る方法をご紹介しましたが、とはいえそもそも臭いが出ないのが一番ですよね。最後に、臭いが出るのを防止するための方法をいくつかご紹介します。
こまめに、しっかり洗う
臭いを出さないようにするには、汚れを残さないことが大切です。できる限り洗濯物は溜め込まず、こまめに洗濯することを心掛けてください。また、洗濯の際には少し多めの水量に設定し、すすぎを念入りに行うようにしてください。「注水すすぎ」や「3回すすぎ」などを選び、すすぎをしっかりと行うことで汚れが残りにくくなります。また、お風呂の残り湯を使用すると汚れや菌と一緒に洗濯することになるので使用しないようにしましょう。おすすめの洗濯方法については、以前のコラムでもご紹介しているのでそちらもよろしければご覧ください。
「ごわごわ解消!ドラム式洗濯機で上手にタオルを洗う方法とは?」
タオルを濡れたまま放置しない
湿度が高い状態だと細菌が増殖しやすくなります。なので、使用したタオルは濡れたまま洗濯カゴや洗濯機に入れたまま放置せず、また、洗濯終了後は速やかに洗濯物を取り出し、干すようにしてください。ドラム式洗濯機の場合は乾燥まで行うことをおすすめします。また、干す際にも空気に触れる面積を大きくして干すなどして、できるだけ早く乾くようにすることで臭いの発生を防ぐことができます。天日干しも殺菌効果はかなり期待できますが、タオルの生地にとっては良くないのでおすすめはしていません。タオルの干し方についてもコツをご紹介しますので、またご覧になってください。
洗濯槽も清潔に
洗濯槽は、洗剤や汚れが残りやすく、湿っているため、細菌やカビが繁殖しやすい環境になっています。洗濯槽が汚れていると、その汚れがタオルに移ってしまうこともあります。2カ月に1回を目安に市販の洗濯槽クリーナーなどで洗濯槽の洗浄を行うようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はタオルの嫌な臭いを防ぐ方法についてご紹介しました。一度臭いが出てしまったタオルも、今回ご紹介した方法を使えばきっと解消されると思います。ぜひお試しください!