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タオルのトラブル【パイル抜け】編

2022.03.18

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タオルのトラブル【パイル抜け】編

こんにちは!FUJITAKA TOWEL GINZAショップスタッフの織田です。ご来店くださるお客様から「糸引きをしてしまったのだけれど、どうすればいい?」とご質問をいただきます。パイル抜けは、タオルをお使いいただいているほとんどの方が経験したことのあるトラブルではないでしょうか。お気に入りのタオルがパイル抜けしてしまうととてもショックですよね。そこで今回はパイル抜けの原因や対処法などについてお話ししようと思います。

パイル抜けの原因

パイルとは、タオルの表面に並んでいるループ状の糸のことです。

※パイルを詳しく知りたい方はタオルのパイルはどうやって作られるの? をご覧ください。

ループ状=輪っかになっているため引っ掛かりやすく、その引っ張りによってはスルスルと飛び出てきてしまいます。家具の角、人の爪やささくれ、ネックレスやピアスなどおウチのあらゆるところに引っ掛かる要素があります。また、大量の洗濯物と一緒に洗濯することでもパイル抜けの原因になる可能性があります。

 

パイル抜けを見つけたら

一般的なパイルのタオルの場合

パイル抜けを見つけたら、引っ張らずハサミで切ってください。残念ながらパイル抜けは構造上さけられません。とは言え飛び出したまま放置していると更に引っ掛けやすくなり、どんどん飛び出してきます。パイル抜けを見つけたら早めにハサミで切ってあげましょう。その際、周りのパイルと高さを揃えて切ることで目立たなくなります。タオルはニットなど編み物と違い、織り物なので、切っても穴が開いたりすることはないのでご安心ください。

ワッフルタオルの場合

ワッフルタオルの場合は、緩んだ部分の糸を元に戻すイメージで引っ張って馴らしてみてください。またお洗濯をすると馴染みも良くなると思います。ハサミで切っても穴が開いたりすることはないのですが、切らなくても元に戻ることがあるのでお試しください。

 

パイル抜けの予防

構造上さけられないものではありますが、少しでも予防できることがあると安心ですよね。今からでもできる予防策を2つご紹介します。

洗濯するときは洗濯ネットに入れる

原因のところでもお話ししましたが、洋服にも引っ掛けてしまう要素があります。一緒に洗濯するときは下着など小物をネットに入れて洗濯するようにタオルもネットに入れて洗ってあげましょう。

 

柔軟剤の使用を控える

柔軟剤を使うとタオルが柔らかくなるように思われがちですが、繊維のすべりが良くなることでパイル抜けを助けてしまいます。また柔軟剤は油なので水をはじき吸水性が落ちてしまいます。柔軟剤を使いたい場合は、分けて洗濯していただくか気持ち程度の量に減らしていただくことをお勧めします。

 

まとめ

いかがでしたか?毎日使うものはどうしても引っ掛けてしまいますので、定期的にメンテナンスをオススメします。タオルは洗濯と乾燥によって収縮するため、洗濯を繰り返すことでパイルは抜けにくくなりますが、今回ご紹介した予防法を参考にトラブルを避けて、少しでも長く使っていただけると嬉しいです。

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